Archive for 9月, 2008

ねこ伝説1

日曜日, 9月 28th, 2008

 日本ではむかしから猫を「魔性のいきもの」といって嫌がられたり、恐れられたりしてました。それは仏教が猫ぎらいのせいです。その訳は、お釈迦様が死んだとき、動物たちはみな悲しんで泣いたのに、猫だけは笑ってたというのです。
 いらい不吉でいやなケダモノにされ、釈迦の臨終を描いた涅槃図にも、十二支にもいれてもらえず、欲張り、うそつき、どろぼうなどは「死後猫になる」と説いたお経まであるそうです。 ねこがいかに魔物で不吉でいやらしい生き物かを強調するための、恐ろしい化け猫のはなしはたくさんあります。わたしは子供のころ、一人暮らしの祖母のところにあずけられていました。
 おばあさんは猫とくらしていましたので、よく猫のはなしをしてくれました。上の話もおばあさんから聞いた話だったとおもいますが、猫が死んだ人の上を飛び越えると、死人が起き上がっておどりだすと言う話は、今思い出しても怖いはなしです。
 死人の胸の上に鋭利な刃物をのせておくのは、魔よけだというけど、じつは猫よけなのだそうです。この話の続きは次回にします。こわいですよ!
 

ちょっと旅行に

木曜日, 9月 25th, 2008


              遠くから見たわが銀河

 パソコンいじりが続いて目がつかれたので、ちょっと宇宙旅行をしていました。二、三時間ぶらぶらと星のあいだを飛び回ってきましたが、帰ってきたら三日も経ってました。

レオノーラ キャリントンの絵

日曜日, 9月 21st, 2008

   タゴベールの気晴らし 75x86.7cm  テンぺラ画

 

       ベット ルーム    63.5x86.5cm  アクリル画

 
 もう10年ほど前のことですが、東京駅のステーション・ギャラリーでキャリントンの展覧会が開かれたことがあります。それを観にいったときのことです。
 たまたまわたしと前後しながら、会場をめぐっていた初老の夫婦らしきカップルがいました。変な人たちでした。だんなの方は絵の前に立つと、小声で長々としゃべり始めるのです。奥さんの方は、まるで絵なんか見ようともしないで、床を見つめたり、天井を見上げたりしているのです。わたしはそんな不謹慎な絵の見方に腹が立ち、絵のまえをはなれて、会場におかれた椅子に腰を下ろしました。
 そして遠くから二人を見たとき、衝撃で体が硬くなり、熱いものがこみ上げてきました。
 おくさんは盲目だったのです。それから私は密かに、最後まで二人のあとをついて歩きました。だんなの語りが、おくさんの中でどんなイメージを展開させているのか、それを知るすべはありませんが、二人が創り出していた濃密な世界は、キャリントンの世界そのものでした。彼女の内に繰り広げられた作品は、私が目で見たキャリントンよりも、はるかに深い魂のひびきがこめられていたにちがいないのです。
キャリントンの絵をもっとたくさん見たい方は、you tubeでleonora carringtonを検索して見てください。

個人情報流失

金曜日, 9月 19th, 2008

 住んでる村から数キロはなれた町にスーパーがある。かなり広範囲から客が集まりはやってます。その店先に、飲み物の自動販売機とならんでベンチがおいてありますが、そこは老人たちの社交の場であります。いつも似たような顔ぶれのおっさん達が、タバコをすったり、缶ジュースをのみながら集っています。
 
 さて今日のことです。バイクでそこに買い物にいき、ベンチからちとはなれた所にバイクを置き、店の入り口に張り出された安売りのチラシをみていると、ベンチの人たちの話し声が耳にはいった。「ありゃあ、どこのひとだい?」と一人。「あれか、ありゃあ東京からきてる絵描きだ」ともうひとり。そして他のもうひとりが補足した。「おかんと犬と猫がいるだぁ、東京にゃあむすこの夫婦と孫が二人」「時々むすめが来てるなぁ、、、」「ありゃあ娘じゃねえ、絵のべんきょうに横浜からくるでぇ」わたしはだれとも面識はなく、もちろん挨拶したこともない。しかし情報は正確です。いなかの情報網おそるべし!

がま子さん

木曜日, 9月 18th, 2008

 この蝦蟇子さんも人力宇宙船の乗り組みの一員です。冬は小屋のえんのしたあたりに穴を掘って寝ているらしいけど、聞いてもはっきりしたことは教えてくれないのです。毎年初夏のころに、寝床から出てくると、まず初めに私のとこへ挨拶にきてくれます。
 それがもう10年以上続いてます。ガマというものは人の言葉をとてもよく理解するもので、彼女が寝ていた冬のあいだのできごとを、わたしは彼女に報告します。彼女は、話の内容によって目を閉じたり、いずまいをただしたり、ぐっと身をのりだしたりしてあいづちをしてくれます。
 そんなの信じられないという人には、次のお話を紹介いたしましょう。

 ある日ガマが庭のうえこみからのっそり出てきて、おれと目が合った。おれは「こんにちは」と声をかけた。ガマはうなずいて立ち去った。そこへ女房がきたので「ガマは人間のことばが分かるぞ」と、いうと「そんな馬鹿なっ!」と女房がいった。
 そこへまたガマが出てきた。こんどは二匹だった。おれがまた「こんにちは」というと、二匹目のガマが「あっ!ほんとうだッ!」と、ちいさく叫んだ。   
信用できる友人の話です。

よそ者のいなか暮らし

火曜日, 9月 16th, 2008

 にわの片隅にさくらの苗木をうえた。すると、道をへだてた裏のたんぼのばあさんがやって来て「いまに大きくなると雀の巣になるから苗木をぬけ!」とどなった。「心配するなばあさん、そのまえにばあさんは土のしただ!」と、おれもどなりかえした。

 村の母ちゃんたちが整体名人の俺に助けをもとめてやってくる。なかのひとり、かえりがけの庭で大声をあげた。「絵描きさん、これもらってもいい?」見ると、買ってきて植えたばかりの大事な草花が、すでに根こぎにされ熊のような手につかまれていた。

 ある日もうひとりの母ちゃん。秋に十個うえたチューリップの球根が、我が家のにわで花を咲かせたのを見て「あ!これ、あしたうちの子に学校に持たしてやろう。いいよね絵描きさん!」数日後、彼女の家にいったら、庭に数十本のチューリップがさいていた。

またべつの母ちゃん。うちへくるとかならず鍋のふたを全部あけてみる。そしてなかみが何であれ、手でつまみ食いして奇声をあげる「てッ!」最後に冷蔵庫の中を見る。そして「てッ!」かえりにきまっていう。「いますぐ、なになにを持ってきてあげるネ」だが持ってきたことはない。

メキシコの画家友人のエンリケ

日曜日, 9月 14th, 2008

題名 ディア デ カルナバル  祭りの日

なんとも泥臭い色と内容ですが、メキシコの中でもオアハカというところは独特な色合いのまちです。土俗的な感じの画家が多いようにおもいますが、そのうちでもエンりケ.フロ?レスは抜群に泥臭い。彼はオアハカ州の州都オアハカの市街から北西に30キロほどの、ウイツォという農村の農家の生まれで、ずっとそこで暮らし、絵を描き、銅版画を作っています。
村は小高い山並みと耕地にかこまれ、夜は高地もあって、長い棒でたたけば星が落ちてきそうなほど近くに見えます。

人力宇宙船乗り組み猫 グレコ

土曜日, 9月 13th, 2008


ねずみ食うグレコ

へびと遊ぶグレコ

猫というものは、むかしはねずみを取るために飼ったものですが、今のたいていの猫はねずみなんぞ獲らない。ねずみなんぞ見たら怖がって逃げたりします。
ましてうまそうに食っちゃう猫なんて、恐ろしがられるか、下品だといって軽蔑されかねない。家のグレコは多いときには月に10匹ねずみをとる。そのほか、さまざまな小鳥から鳩まで獲ってくる狩りの名手です。でも蛇は捕まえて家の中まで連れてくるけど、殺さない。
お友達だからさんざん遊んでから外に連れ出し、逃がしてやる。いいこです。

えのきの樹はアンテナ

金曜日, 9月 12th, 2008

人力宇宙船小屋の前のがけにおおきな榎{えのき}が、イラストのように枝を天にひろげてたっています。榎という樹は、むかしは街道の一里塚に植えられ、旅人のめじるしに、また夏の炎天下に日陰をつくってくれる大切な樹でした。今では国蝶オオムラサキがたまごを産み付ける樹として大切にされています。オオムラサキの繁殖地山梨では伐採禁止です。
我が家の榎の大木には、近年乱獲のせいでオオムラサキがお産にこなくなってしまった。
しかし、この榎の大木は人力宇宙船の大アンテナで、友人やら知り合いなどなどの思いやテレパシーが、この樹を通じてガンガン伝わってくるのです。
もちろん人力宇宙船からもエノキを介して発信されていきます。コンピューターの前ではおおきな声でいえませんが、ときにはパソコンのメールよりするどいはたらきをしたりします。
そんな不思議な事柄の数々を気のむいたときに公開いたしましょう。

終わった展覧会の作品の一部

木曜日, 9月 11th, 2008

昨日終わった個展の作品。