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2005年07月01日
宇宙船の基地は掘っ建て小屋
山梨県の八ケ岳山麓の寒村に人力宇宙船の基地がある。人力宇宙船基地といえばきこえはいいが、掘っ建てのバラック小屋である。
船長の俺が、拾ったりもらったりした廃材で、一人でこつこつ造ったものだ。鳥だってけものだって、自分の巣は自分で作る。人間だって昔はそうだった。源信というむかしの偉い坊さんが詠んだ歌に「ひきよせて 結べば草のいほりにて はなせばもとの草野なりせば」というのがあるが、なんとも格好がいいではないか。だいいち、長期のローンで苦しむことも、環境破壊の憂いもない。ホームレスのおっちゃん達の、段ボールやブルーシートの小屋を見りゃあ分かるように、人間ひとり、雨風しのぐ程度のことはそんなに難しくないのだ。もうちょっと長持ちする小屋がほしけりゃ、段ボールやシートの代わりに古材やトタン板を使えばいいのだ。建築の知識や、大工の経験などなくとも、見よう見まねでなんとかなるもんだ。だいたい構造物なんてものは、縦横十文字に固めていけば、それなりに、がっちり丈夫になるもんだ。それが証拠に、最初八帖一間のバラックが、三十五年のあいだに一部二階で、床面積三十坪にふくれあがってしまった。地震?そんなものはきてみなきゃ分からない。ぶっ壊れたら又つくればいいのだ。
投稿者 kuntaro : 2005年07月01日 12:48
コメント
この歴史を見逃していたとは、35年、しかも他人の35年は、想像に絶する。私も、草さえあれば、(ここが問題。)メキシコで、自分の基地を作りたい。本当は、日本だっていい。人と人が、共感しあえば、何とかやっていける、とあなたが教えてくれた。
そういえば昔、子供のとき、荒れた田んぼの草むらで、寝転んで、あの感触を今も思い出す。私は、子供の心と、大人の知恵で、基地を作りたい。もうやり始めているけどね。
いい文章をありがとう。
投稿者 akiko miyashita. : 2005年07月19日 21:47